わたしはニューヨーク市内の区のひとつ「ブルックリン(Brooklyn)」に住んでいます。
近年では、日本人の方にもその名は広まっていて、インテリアやカフェ、レストランなどでも「ブルックリンスタイル」なんて表現もされてたり。
アメリカのどこに住んでるの?
ニューヨークのブルックリンに住んでるよ
えっ、おしゃれ〜
私が住んでいる”ブルックリン”は、きっとあなたの考えてる”ブルックリン”ではないと思うけどね・・・
な〜んて類の会話も日本に帰ると度々交わしております。
“Brooklynite”(ブルックリンに住んでる人・生まれの人のことをこう呼びます)のわたしが、散歩するとよく見かけるものをまとめて「ブルックリン橋以外の観光ポイント」として紹介してみようと思います。
ブルックリン・スタイルが好きだと思ってくださっている方々、必見です。笑
- ブルックリンの観光、ブルックリンスタイルとは?
- ブルックリンスタイルでおすすめ1: ネズミ
- ブルックリンスタイルでおすすめ2: 消火栓で洗車&水遊び(夏限定)
- ブルックリンスタイルでおすすめ3: 超正統派ユダヤ教の人たちとKosherフード
- ブルックリンスタイルでおすすめ4: ストリート・フェアとブロックパーティ(夏)
- ブルックリンスタイルでおすすめ5: ヘア、スキンケア関係のショップ
- ブルックリンスタイルでおすすめ6: 花火
- ブルックリンスタイルでおすすめ7: フライドチキンの骨
- ブルックリンスタイルでおすすめ8: 電線にぶらさがったスニーカー
- ブルックリンスタイルでおすすめ9: 日本であまりみない犬の種類と犬の糞
- ブルックリンスタイルでおすすめ10: 本格ヒップホップグラフィティ
- まとめ
ブルックリンの観光、ブルックリンスタイルとは?
先にはっきり言いましょう。
上記のような方々は、まず、
この2つのエリアを回っときましょ!
ブルックリン初心者向け。
マンハッタンからも近く、インスタ映え間違いなし。
それ以外* のブルックリンのエリアの散歩は、下記のような方々にはきっと楽しいでしょう。
このようなブルックリンのエリアで暮らしているわたしが、毎日の散歩でよく見かけるものをご紹介します。
これもブルックリンスタイル!
*それ以外と言ってもとにかくいろんな顔を持つブルックリン。「Park Slope」、「Clinton Hill」なんぞは富裕層も多く、落ち着いた雰囲気で比較的安全で、らいさわの散歩道の雰囲気には当てはまりません
ブルックリンスタイルでおすすめ1: ネズミ
大都市ニューヨークシティといえばネズミ。ま、ブルックリンに限らずどこにでもいますけどね。
我が家の娘ちゃん(今これを書いている時点で10歳)も、車に轢かれてるネズミの○骸をさすがに見慣れてて。
「ぎゃー!ママ!怖い!」とか反応しなくなり、最近は、
避けて道のあっち側歩こか〜
野良猫用にわざと餌を置いてネズミが近づかないよう対策してるご近所さんも時々います。
ブルックリンスタイルでおすすめ2: 消火栓で洗車&水遊び(夏限定)
気温が上がると、ブルックリンの道では、よくFire Hydrant(=消火栓)が開けられてます。
大体目の前の家の人が開けてることが多いんですが、この水を使って無料でクイック洗車してる人たちが多いです。
その他、椅子を持ってきて近くで涼んだり、子供たちは水遊びをしてたり。もちろん大人も浴びても誰も起こりませんので、無料シャワーになります。笑
道端なので、上記のような洗車目当ての車が来ることも多く、子供連れで遊ぶ時は気をつけた方がいいですよ。
真夏に屋外無料シャワーを浴びたい場合は、公園に行くとスプリンクラーが開けられてますよ〜
ブルックリンの南の方に行くとホットドッグ大食い大会が催されることで有名な「Coney Island」をはじめとした、泳げるビーチがたくさんあります!(夏)
ブルックリンスタイルでおすすめ3: 超正統派ユダヤ教の人たちとKosherフード
エルサレムを除き、第二次世界大戦以降、世界で一番大きなユダヤ人コミュニティが存在するのがニューヨークシティ。
ユダヤ人と言ってももちろんいろんな人たちがいるわけですが、ひと目でユダヤ人だと分かる、超正統派ユダヤ教の人たちのコミュニティーがいくつかブルックリンにあります。
彼らは黒い服を着て、男性は高級そうな帽子を被り、くるくるした長いもみあげ。成人女性はカツラを被り低い靴で歩いている。みんなほぼ同じ格好をしています。宗教上のイベントを行うためにアパートのベランダにも板が付いてるので一目瞭然です。金曜日の午後以降は働かないなど、他のニューヨーカーたちの生活とは、明らかに違った文化、カレンダーで生活しているのですぐにわかります。
彼らのコミュニティに行くと、ここはどこなんだ、数世紀前のヨーロッパか? という錯覚が起こるほどです。人をジロジロ凝視するのは失礼なんですが、世界史好きな方々は、歴史の一部を感じることができると思います。
「Kosher」フードも多く売られています。
Kosherとは、ユダヤ教の独特で厳格な規則に則った食品。
ブルックリンスタイルでおすすめ4: ストリート・フェアとブロックパーティ(夏)
ストリート・フェアとブロック・パーティ
ニューヨークシティでは、普段は車が通れる道を封鎖してストリート・フェアやブロックパーティがよく出現します。季節的に夏がやはり一番多いです。
道路封鎖のため、路線バスが遠回りしたり、渋滞が起こりますが仕方ない。スマホ持ってたら慌てなくても大丈夫です
ストリート・フェアは日本の夏祭りみたいなもので、屋台はお金を出して買う、が基本。ただし、会社などが販促のために出店していることも多く、無料で食べ物、飲み物、ノベルティなどを配っていることも多いです。
ブロック・パーティは、その通り(ブロック)に住んでいる個人家主や、中小企業などが行っている町内会のお祭り的なもの。
BBQセットを持ってきて家族、友人で楽しく食べて飲んでる、と言う人たちも多いのですが、
中小企業やなにかの団体が出店している場合は、ハンバーガーやホットドッグ、水、ジュースなどを無料で配布してくれることも多々あります(チップをお願いされることもある)。
子供用にバウンシーハウスや滑り台などのエア遊具を用意していることも頻繁にあります。こちらも無料で提供されている時と有料の時もあります。入口で聞いてみましょう。
よくDJがいます。子供が沢山いる公園なのにFワードお構いなしヒップホップ流してる・・
>> 多数のアトラクションが無料になるニューヨークパス本格的な屋台や露店、フードトラック
本格的な各国の食べ物を比較的簡単に食べられることは、世界中からの移民が多いニューヨークシティの醍醐味です。
売られているものはエリアに住んでいる移民のルーツによるところが大きいです。昔、アジア系移民の多いエリアに住んでいた時は、餃子の屋台がありました
ブルックリンスタイルでおすすめ5: ヘア、スキンケア関係のショップ
ブルックリンでも、エリアによると思うんですけど、私が住んでいるエリアはヘアサロン、床屋をはじめ、ヘア、スキンケア関係のショップが多い気がしてます。
癖毛の人たちは頻繁にケアしないと髪の毛絡んで大変そうですものね。気持ちはわかります。
ブルックリンに来たら、ぜひ個性的なウィッグを探してみたり、サロンに行ってエクステなんか付けてもらってみてください。
タトゥー屋も多いです。つい先日、我が家の近所を歩いてたら、定番デザインを店頭に貼っていて、1つ$80からって書いてました。思ったより安い。
ブルックリンスタイルでおすすめ6: 花火
毎年、独立記念日(7月4日)には花火大会(Macy’s Fireworks)がマンハッタン島のハドソン川(西側)またはイースト川(東側)で催されています。
あまりその花火が見えないブルックリンでは、違法のはずなんですけど、勝手に花火を鳴らしてる人たちが多くいて、住民たちは屋上からそれらの花火を見ています。花火の音に続いて、聞こえる消防車が走っている音も聞こえます。笑
その他のお祝いの日、例えば大晦日から新年にかけてなどにも花火の音がよく聞こえます。
0〜2時くらいまでうるさかったりするんですけど、慣れると「いつものやってんね」という気持ちです
ブルックリンスタイルでおすすめ7: フライドチキンの骨
道端にチキンの骨がよく落ちてます。
フライドチキン屋さんが多いんですよね〜。
子供の頃にちゃんと躾されてない人たちが多いんでしょうかね。ゴミを道端にポイ捨てする人も多い残念さ。
犬散歩してる人が多いから、犬におやつであげてるつもりなんじゃろか・・・
チキンの骨に限らず、ゴミもめっちゃ落ちてます(もちろんエリアによりますが)。
ブルックリンスタイルでおすすめ8: 電線にぶらさがったスニーカー
電線にぶら下がってるスニーカー。
電線にぶら下がってるスニーカー。
嗚呼、電線にぶら下がってるスニーカー。
ブルックリンに限らないですけどね。電線には、ほんっと多くひっかかってますわ〜。
子供の遊び、って噂があったり、○ラッグ売買の合図だとかって噂があったり。いまだに真相がわからない。
靴は道端にも良く落ちてるので、靴を無くしたブルックリン散歩してるシンデレラは拾ってそのまま履いて帰っても大丈夫ですよ。
引っ越しをする人や、自分の家で不要になった人たちが道端に置いているものは持っていってOKです。親切に「FREE」と書いてくれる人も多いです。
ブルックリンスタイルでおすすめ9: 日本であまりみない犬の種類と犬の糞
日本ではあまり見ない犬種を連れて散歩させたり、公園のドッグランに連れて来ている人たちも多いので、犬好きにはとっても楽しいです。
わたしの住んでいるエリアでは、ピットブル、シベリアンハスキーを飼っている人が多く、見てるだけでほっこり(わたしがブル犬種とハスキーが好きなので目に入りやすいという可能性も高いです)。
しかし、非常〜〜〜に残念ながら、常識外れな飼い主も多く、歩道は犬の糞だらけ。ずっと前と上向いて歩いてたら犬の糞を99%踏んでしまうので、かなりの頻度で道を確認しながら歩かねばなりません。
闇で見えにくくなる夜は非常に危険です
ブルックリンスタイルでおすすめ10: 本格ヒップホップグラフィティ
シルクスクリーン印刷は「水と空気以外は印刷できる」と言われてますが、水と空気以外にグラフィティを描かずにはいられない人たちが多く住んでいます。
つい先日も我が家のビルの壁にグラフィティを消す業者が来ていましたが、速攻で新しいグラフィティが出現してましたわ。笑
アーティスティックなものや、RIPなメッセージが込められたもの、暇つぶしで描いたやろ!って感じのもの、地域によっては、それはま〜!沢山ありますので、好きな方は観光がてら見てってください。
グラフィティ好きなら「Bushwick」ってエリアがおすすめですよ〜
まとめ
「Brooklyn」と言っても非常に大きくて、わたしがここで紹介した「ブルックリン」はほんの一部のストリート、エリア。
気をつけないと危ない目に遭うこともありますし(銃撃事件とか起こってる)、SNSで映えるかは疑問ですが、日本ではあまりみない光景や経験ができます。
一番言いたいのは、ブルックリンのどこに行くにも、気張らずにラフな格好で来てくださいってことです。
それがブルックリンスタイルってことで締めたいと思います。
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