海外に一人旅してみたいな~。でも、どこに行こう?
一人旅をするならニューヨークはとってもおすすめです!
わたし自身の初めての一人旅がニューヨークでした。
ニューヨーク一人旅にハマって何度も来た挙句、ニューヨーカーになってしまいました。
ニューヨークに暮らし始めて15年以上が経ちますが、命の危険を感じるような危ない目にはあったことがありません。
そんな日本人・ニューヨーカーのらいさわが「日本人旅行者がニューヨークで危ない目にあわないコツ」として、「ニューヨーカーになりきること」を提案させていただこうと思います。
日本人旅行者がニューヨークで危ない目にあわないコツは、ニューヨーカーになりきること
ニューヨーク観光はとても楽しいです。
初めての海外旅行にニューヨークを選ぶ方も多いですよね。
一人旅にも持ってこいです。
ただし危険が隣りあわせなことも。
「タクシーにぼったくられた」程度ならまだかわいいです。
「あいつお金たくさん持った観光客だから襲っちゃおうぜ」なんて思われたら命の危険もあるわけで。
コロナ蔓延のせいでアジア人差別も増えてるしね
犯罪を犯してしまうような人たちからしてみたら、ニューヨークに旅行に来る観光客はお金持ちでいいカモかも・・?
個人的には「(あまりお金を持ってない)ニューヨーカーのふりをする」ことで、危険な目に合う確率も低くなるのではと信じています。
「ニューヨーカーのふりをする」って言われても、具体的に教えてくれないと分かりにくいなぁ
では、ニューヨーカーってこんなだよ、という例を挙げながらコツをつかんでもらいましょう!
コツ1: 日本の最新ファッションを身につけない
日本人、とくにニューヨークに旅行に来ている人って、ほとんどの場合、ひと目でわかります。
まず、服装が違う! 着こなしが違う!
日本の流行とニューヨークのファッションは、体型・好みが根本的に違う気がします。
一概には言えませんが、日本人とニューヨーカーの服に関する相違点を思いつく限りまとめてみました。
日本人とニューヨーカーの服に関する相違点
日本から来た日本人 | ニューヨーカー | |
---|---|---|
季節感 | 四季を気にして、春・秋物の素材、色なども気にする | 春にはさっそくビーチサンダルを履き始め、秋にはダウンジャケットを着始める |
スポーツウェア | レギンス・スポーツブラ1枚では外出しない | レギンス・スポーツブラ1枚でも街を歩く。下着が透けてても気にしない |
年相応の服 | 気にする | 着たい服を着る |
お腹 | 出てたら隠す | 全く気にしない。自分のファッション重視 |
お尻 | 小さい方が良し | 大きい方が人気 |
パンツのフロントジップ | 開いてたら穴があったら入りたいくらい恥に思う | よく開いてる |
▼ ニューアーク空港に降り立ったら即ニューヨーカーな服を買う、というのも手です
着用中の服に付いているもの
以下は、着用中の服に付いている物の比較です。
「着用中の服に付いているもの」? なにそれ?
まぁまぁ、以下の比較表を見ていただければ、わかりますよ
服に付いているもの | 日本人 | ニューヨーカー |
---|---|---|
シワ | X | △ |
穴あき | X | △ |
ペットの毛 | △ | ◎ |
毛玉 | X | ◎ |
ブリーチの跡 | X | △ |
シミ | X | △ |
購入直後にコートやスーツの裾に付いているしつけ糸 | X | ◎ |
お米つぶ | △ | X |
個人的には、タンスの奥深くに眠っていた20年前の服だとか、リサイクルショップに持って行く直前の服、両親が若い時に着ていた服などをNYに持ってきて着ることがおすすめです。
逆に「おしゃれだね!」と、全然知らない人に褒められることもありますよ♪
ニューヨーカーたちは、エリア、人種、時間帯など、TPOによってファッションがかなり違います。行くエリアに合わせてファッションを変えるのもおすすめです。
コツ2: 必要最低限の英語を勉強しておく
ニューヨークは、英語が全く聞き取れない・話せない人も多いため(スペイン語が公用語なのではないかと思うくらいスペイン語も使われています)、
「英語ができない=ニューヨーカーではない」とは思われません。
ただ、旅行中に使う最低限の英語、フレーズくらいは覚え・練習してから来ると、「カモられる」、「痛い目にあう」可能性も減るのではと思います。
疑問に思ったことは、質問できる程度の英会話(NYCはスペイン語でもOK)は予習しておくことをおすすめします。
「I’m sorry」は極力言わない 「Excuse me」で対応
また、日本人は下手にでるのが美徳として育っているので、「すみません」=「I’m sorry」とつい言ってしまいがち。
物理的にぶつかったなど、明らかに悪い時(ごめんなさい・申し訳ございませんという意味)は普通に言いますが、
「謙虚なごめんなさい」「ちょっとすみません」いう意味では「I’m sorry」は使わず「 Excuse me(エクスキューズミー)」を使いましょう。
ニューヨーカーは、謝ると負け、的な感覚でいるんじゃないかと思うほど謝りません・・・。
ニューヨークへ来ることが決まったら、毎日100回「Excuse me」と繰り返し言って、口の筋肉に記憶させましょう
キャットコーリングに振り向かない、反応しない、笑顔で対応しない
キャットコーリングとはスラングで、ストリートハラスメントのこと。
The act of shouting harassing and often sexually suggestive, threatening, or derisive comments at someone publicly
“Catcalling.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/catcalling. Accessed 1 Dec. 2021.
誰かに対して嫌がらせでしばしば性的な、脅迫的、または侮辱的なコメントを公然で叫ぶ行為のこと。(らいさわ適当訳)
一番わかりやすいものとしては、
胸だとかおしりをプリプリ出して歩いている女性が道を歩いていると、口笛を吹かれたり、声をかけられたりすることがあります。
わたしは胸やおしりはプリプリさせて歩いてませんので、個人的に受けるキャットコーリングで多いのは「ニーハオ!」。
声をかけてくる人たちにとってはアジア人なんてみんな同じに見えるんだろうな~、わたしだって南米系の人やヨーロッパ人の区別付かないし~と思うので、個人的には気にしてません・・・が、人によっては怒ってます。
道を歩いている時、知らない人に何か言われて、それが不快に感じたらそれはもう十分なストリートハラスメント。
しつこいナンパと同じですよ!(←されたことないけど)
日本から来た人たちは、こういうストリートハラスメントに対し、つい笑顔で返しちゃったり、反応しちゃったりすることがあるので、基本的にはやめておきましょう。
気がある、とか思われたり、こいつニューヨーカーじゃねーな、ってすぐバレます。
ダラダラ歩かずに早足で歩きましょう。
わたしは時々声をかけられても基本無視。気が向いたらハローって言い返して素通りが多いかな。
もちろん近所の普通のおじいちゃんと目が合えば、笑顔でハローって言い返すときもありますよ☺️
コツ3: 現金を使わない・クレジットカードやスマホ決済を使う
キャッシュレスがだいぶ進んでいる
最近はスマホ決済が広まってきましたが、それ以前からニューヨークではクレジットカードまたはデビットカードの利用が当たり前です。
人にもよりますが、現金を使うのは、デリ(コンビニみたいなもの)やベンダー(屋台)、現金支払いのみ受付可能なレストラン・カフェくらい。
最近は、デリでも屋台でもかなり多くのお店でキャッシュレスで支払いができます(ミニマム購入金額をお願いされたり($10以上買って〜とか)、現金より高くチャージされることがある)。
現金(キャッシュ)支払いの時のアドバイス
時々現金を使う場合もありますのでね、支払い方のアドバイスを書いておきます。
例えば買い物の合計が「$9.98」だったとして、10ドル札一枚と、小銭を8セントを出そうとしてはだめです。誰もそんなことしません。
現金を使うとしても、$10置いて「Thank you!」と言えばそれでおしまい。そのまま離れればOkです。
キャッシャーがおつりを返してくれるならもらってもいいですよ。2セントくらいならレジの近くにはよくチップ入れが置いてあるのでそこに入れましょう。
数セントのおつりを、はなから返してこないキャッシャーもいますが、そこは諦めましょう。
逆に自分が数セント足りない時は、まけてくれる店も多いです。
「セント(日本円で言う1円単位)」はあって無いもの、と思いましょう
デリやスーパーマーケットでは、おつりを確認したほうがいい
自動でおつりが出てくる優れたレジを使っているところはいいのですが、手動のレジを使っているデリやスーパーマーケットでの買い物は、おつりをしっかり確認しましょう。
計算が間違っていることが多いです。
日本の小学生レベルの算数ができないニューヨーカーも多いです。
わたし個人は25セント(コインがある)以上の間違いなら、おつり間違ってるよ~と言うかな。もらいすぎの時は、何も言わずに立ち去ります
コツ4: 赤信号でも車が来てなければ渡るJay Walkerになる
このようなこと、堂々と書いて良いのか微妙ですが・・・ニューヨーカーはかなりジェイウォーカー(交通ルールを順守しない歩行者)です。
人の少ない道路では、目視で確認。車が来ていなければ赤信号でも渡ります。
さすがに交通量の多い大きな通りでは、せめて車両用信号が赤になった瞬間に渡りはじめます(歩行者用信号が青になるのを待たずに歩き始める)。
コツ5: 傘をささない
雨が降ってきたからといって、「どこか屋根のある場所に走ったり」、「カバンからスマートに折り畳み傘を出す」という、日本でよく見かける行動も、ニューヨークではあまり見ません。
天気予報で今日の午後は100%雨が降りますよ、と言っていたとしても、折りたたみ傘をカバンに忍ばせる、なんてことをするニューヨーカーは少なめ。
ニューヨークの天気予報は当たりませけどね・・・
多少の雨なら濡れながら歩きます。
夕立が多く、ざーーっと大雨が降り出したとしても、視界に入った店や店頭など、屋根があるところに立ち止まって夕立がおさまるのを待ちます。
大雨が通り過ぎ、小雨になったらパーカやジャケットに付いているフードをかぶって歩き出します。
真夏の日差しは、日傘ではなく、サングラスでやり過ごします。
そもそも日本とは雨の降り方が違います。梅雨のように数日ず〜っと雨が続く、ということはあまり無いです。少し待てば降り止む、とか半日くらい降り続いて、洪水になる、というパターンが多いです。
まとめ
らいさわ自身は、書いていてなかなか楽しい記事でしたが、いかがでしたでしょうか?
個々の生活環境、人種、性格、趣味、性別などにより、多種多様なニューヨーカー。
一概に「ニューヨーカー」と一言では収まりませんが、ニューヨーカーらいさわが、日本に帰国した時「そういえば日本、日本人ってこんなだったな~」と思いだすことをまとめてみました。
ぜひニューヨークに遊びに来て、ニューヨーカーのふりをしてみてくださいね♥
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