わたしは勢いだけで留学を始めたので、もう少し準備してから来ればよかった、と反省しているところがあります。
ですから、これから英語留学を視野に入れている方々、留学が決まっていて迫っているけどとても不安に感じている方などに、留学は1日中も無駄にはしていない、役に立った、留学したおかげだ!と、胸をはって言ってもらうために、わたしと実際に留学経験者からの経験談を含めて留学応援メッセージ記事を書きました。
この記事を書くにあたって、英語留学経験のあるブログ仲間、X(旧Twitter)友達の方々からアンケートにご協力をいただきました。
- GUCCIさん
- Space Catさん
- アッキーさん(ライトラ:世界一周経験者であるアッキーさんの海外旅行ブログ)
- カエデさん(カエデのマルチリンガル子育てブログ:トロント在住マルチリンガル子育てアドバイザー兼ライターのカエデさんのブログ)
- さわ田さん(オージースタイル:アラサーでオーストラリア留学した教師歴の長いさわ田さんのブログ)
- ダッシュさん(ダッシュinメル:日本で看護師だったダッシュさんがオーストラリアでも看護師留学体験&試行錯誤ブログ)
- タビマキさん(タビマキ雑記:フィリピン留学&カナダワーホリで人間も生きかたも変わっちゃったというタビマキさんの雑記ブログ)
- ともコロさん(Kiwiのタネ:ニュージーランドの魅力にとりつかれたともコロさんが、その教育と魅力を発信しているブログ)
- ふくちゃんさん(マフィントップと唐辛子:マレーシア人男性と事実婚。オーストラリア在住ふくちゃんさんの日常ブログ)
- プチドラさん(たるとたたんらいふ:現在はフランス、ノルマンディに住み日本語講師。プチドラさんの放浪記ブログ)
- まんまるさん(ゆるママのらく育:勉強家のまんまるさんだけど、子育てはゆるくて楽しい!そんな日常を垣間見ることのできるブログ)
英語圏に留学する国・行き先の選び方はどうやって決める?
日本からの人気・おすすめの英語留学先
参考に、現在の英語を勉強するための人気留学先はこちら。
大陸 | 国 |
---|---|
アメリカ | アメリカ、カナダ |
オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド |
ヨーロッパ | イギリス、アイルランド、マルタ共和国 |
アジア | フィリピン、マレーシア |
現地語以外にも英語を公用語として使っている「フィリピン」「マレーシア」「マルタ共和国」などは比較的新しい留学先ですね
英語留学するならどこの国? 留学先の決め方
では、多数ある英語留学先の中で、どのように決めるのか。
わたしを含めた留学経験者達が留学先を検討したポイントをまとめるとこのような感じ。
留学費用(学費、生活費など)
留学費用の検討、見積もりはかなり重要。
お金に糸目はつけない、という方は良いのですが、そうではないご家庭は、一番重要な検討ポイントかと思います。
返済不要の奨学金や、日本の大学に授業料を納めれば、授業料・食費・寮費のすべてがカバーされるなど、内容は多岐にわたっている日本の大学の交換留学、留学生向けの奨学金。
かなり若いうちから海外留学に興味のある人や親子は、交換留学、奨学金制度が充実した日本の大学に入ると良いかもしれません。
留学には、現地で通う学費だけでなく、生活費もかかります。日本より物価が安い土地であれば、安くあがると思います。
近年の円安は日本からの留学生には心底キツイはず・・・
また「留学生」というステータス(VISA)で、現地でアルバイトが許可されている・されていないもチェックしましょう。週に何時間までなら労働可、大学校内でならOK、などという縛りがある場合もあります。
各国・地域の文化・英語の特徴
英語の発音に癖が少なめで聞き取りやすいからカナダを選んだ。
イギリス文化、音楽、イギリス英語が好きだから、イギリスに留学した。
「英語」が学べればどこでもいい、と思っている方々も多いかもしれませんが、こだわりを持っている方々には重要なことかもしれません。
高校の修学旅行で訪れ、その時に大人になったら住みたいと思った。
実際の英語や文化、土地を知った上で得た「好き」という気持ちは留学中に頑張り続ける原動力になると思います。
自分の生活スタイルに合う
車に乗らなくても移動が簡単な都会である/自然の多い田舎である
現地の語学学校の授業内容がマンツーマンである
現地の食べ物が舌に合う、安価
日本との時差が少ない
自分の生活、語学取得スタイルにぴったりくる、という理由も見受けられました。
連絡がとりやすい、緊急時にはかけつけやすい、というのは、パートナーや家族を日本に残している方々には重要だと感じる人もいるようです。
日本国内、日本人はそれほど気にしませんが、ほとんどの国では、国教または宗教は生活に大きく影響が出ます。その土地での主な宗教&生活習慣を事前に確認しましょう
留学先を決める前に下調べ、検討・比較したいこと
いくつかの留学先で悩んでいる、という場合には、下記のようなことから調べて比較してみてはどうでしょう?
事前調査・検討すること | 例 |
---|---|
費用に関すること | 学費・留学制度・奨学金、生活費、現地の物価、日本往復の飛行機代 など |
学校に関すること | 学校の評判、日本人、現地人、人種の割合、授業スタイル、寮の有無、など |
英語に関すること | 話されている英語・アクセント、現地での英語の広まり方、留学に必要なテストの種類とスコア、歴史、文化、現地の生活など |
VISAに関すること | VISA取得は簡単か、期間、延長方法、労働可、不可など |
現地に関すること | 宗教、慣習、民族、事件など安全性、交通の利便性、週末の過ごし方 など |
英語留学期間はどのくらいがいい? 帰国後の活かし方は?
アンケートにご回答くださった方々の留学期間は以上の通り。
以下のような要素、条件、環境が人によって違うため、結果にも大きく違いが出ると思います。
間違いなく言えることは、留学前、日本にいる間から、可能な限り英語力をあげていくのが吉。
英会話がある程度できるようになってから行く方が比較的辛酸なめずに済みます。
英語圏での生活をしてみてどのくらい英語力が向上したのか、各自どのような変化が起こったのか、活用の仕方をアンケートで聞いてみました。
[英語留学期間一ヶ月から3ヶ月以内] 留学経験者の声
英語学習に対するモチベーションが飛躍的に伸びた。
一ヶ月から3ヶ月程度のの滞在・留学で多く聞こえたのは、結果として「モチベーションの向上」、「英語で会話することに慣れた」と言った声でした。
1、2週間、海外旅行に行った後に英会話教室通い始める人は多いですが、結局続かない人も多いですよね。
やっぱり「旅行」と「留学」って心持ちが違うと思います。
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[英語留学期間3ヶ月以上1年以内] 留学経験者の声
日常会話は、ほぼ不安なく行えるようになった。
ワーキングホリデー終了後、現地の専門学校に入学できました。
留学期間3ヶ月以上1年以内の留学でよく聞こえたことが、「日常会話」ができるようになったという声。いわゆる「英語耳」になり、ただ聞くのに精一杯、という状況から、反応できる、ようになる、という期間ですね。
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[英語留学期間1年以上] 留学経験者たちの声
英語で「伝える」ことへの恐怖感がなくなり「通じる」ことが当たり前になってきた感覚がありました。
30代で再び留学したときのほうが21歳で交換留学したよりもはるかに英語力があると感じました。理由は2つ。1つめ、交換留学時代はかなりシャイで、あまり人と関わらなかった。2つめ、約10年ほど教師をしてから留学したので、日本語でのコミュニケーション能力がかなり上がっていた。それを英語にするだけ。そして30歳超えれば、間違いを恐れるとか、人にどう思われるとか、どうでもいい。と思えるようになったからです。
英語を勉強する必要性は? 留学は何かの役に立ってる?
英語圏に留学をした方々に、実際に英語留学が役に立っているのか聞いてみた結果、みなさんが役に立っていると答えており、具体的には以下のような結果でした。
就職、出世、昇進に有利。外資系や海外で仕事ができるかも
留学先で身につけた英語力のおかげで、就職が有利だった。
オーストラリアではMA TESOL(Master of Arts in Teaching English as a second or foreign language)をしました。1年のプログラムでした。日本の公立中学校勤務で海外のMA TESOL持ちは少ないので、役立ったと思います。
英語でのリサーチ、翻訳業務、多文化教育や、後進への留学アドバイスなどの情報発信など、英語で仕事ができるようになった。
働き方・生き方の多様性を尊重する雰囲気の中で過ごすことで、自分とは異なる価値観や意見をいったん受け入れる柔軟性・またはスルーするスキルが付きました。
頑張った分は結果に繋がっているという印象です
英語で出会いが広がる
外国人パートナーと意思疎通ができる。
海外旅行の時にコミュニケーションで困らない。トラブルが発生しても英語を話せれば解決することが多い。
英語が使えるだけで「日本国内で日本語を話すだけ」という狭い世界から、一気に世界が広がっていく感じですかね〜
留学行ったけど英語が話せない・・・意味ないことはない
日本の常識は世界では通用しないことが多い。若い頃にアウェイの感覚を味わっておくことで人生が豊かになった気がします。
物事に挑戦することのハードルが下がり、何歳になってもやりたいことはやっておこうと思えるようになりました。
トラブルに遭遇した時など過去に経験した事を思い出し精神的に強くなりました。
留学したけど、思ってたより話せるようにならなかった・・あるあるです。
でも、その結果を見ただけで「あの留学は意味がなかった」と結論を出すのは早いです。
気候、就労法、街並み、安全性など、それぞれの土地に特徴がありますが、どこの国・地域にも(もちろん日本にもあるし)共通してみられる、差別、格差、逆境などを皆経験します。
アンケート結果にも、それらを経験したことで人生に深みが増していると感じている方が多い印象です。
留学中の英語の伸ばし方
アンケートにお答えいただいた方々は、TOEIC、TOFEL、IELTSなどの英語能力を測るテストスコアのUPだけではなく、多方面で役に立っていると考えていらっしゃるのですが、具体的に現地でどのような勉強していたのでしょうか。
現地の大学、高等教育機関での授業と宿題
圧倒的に現地の大学(または高等教育機関)での勉強が1位でした。
わたし本人も、最初はろくでもない人間が教壇に立っている安いだけが取り柄の語学学校から始め、最終的に一応学位が取れる学校を卒業しましたので、その違いがわかります。
語学学校は誰でも通うことができますが、高等教育機関(大学など)は、最低限の英語ができる=例えば、「テキスト一晩で数十ページ読んでくる」とか「エッセイ/レポートが書ける」最低限の英語力がないと、一部の授業を受けられません(NY市の短大では英語の補習クラスに入れられます>単位は取れず留学生には学費は高いのでできれば避けたい)。
そのため、英語の勉強が必須=自然と上達しているわけです。
外国人が入学するために要求される英語力、テストの種類・スコア(点数)は、学校・学部によって違います。行きたい学校のテストの種類、スコアがわかったらその目標に向かって日本国内で必ずレッスンしていきましょう!
日本語は使えず英語しか交流方法がないとなれば、否が応でもコミュニケーションが英語になりますからね。自然と英語脳になっていくものです。
友人・恋人との交流、パーティに行く
話が弾まない、会話が続かないと、その場限りの友人・恋人で終わります。これは英語に限らずですが。
趣味が合う、心を通じ合える深い関係を築くことができるよう、まずは自身の魅力を磨くこと、そして話題を提供できる国語力が大事!
英語が難しいなら、普段から本を読んだり、ニュースを見たり映画を見たりなど、教養を深めておきましょう!
スポーツチームなど現地のグループに入る
趣味がある人はその趣味のチーム、グループに入ってみることもいいですね!
言葉は通じなくとも、「好きなこと」という共通の趣味でカバーできることが多いと思います。
話す内容、環境、状況、などによって頻繁に使われる英語みたいなのがあります。
現地の人とのルームシェア、ホームステイ
ルームシェア、ハウスシェア、ホームステイが語学上達に役立ったと考えていらっしゃる方々がいました。
NYCでのルームシェア歴が長いわたしの意見は、必ずしも「ルームシェアは英語上達に役に立つ」とは言えず、ルームメートの英語力&性格、彼らとの関係、自分の性格によるところも大きく左右するかな、と考えてます。
また、ルームメートの英語がネイティブまたは上級であればいい、というだけではないんですよ。
住まいは毎日の生活基盤となる家の中のことなので、一緒に過ごす中で生活の仕方や常識が違いすぎることも多々発生し、ストレスが溜まりやすかったりもします。そうなると語学向上どころではありません。留学途中でも帰りたい、などと思ってしまう結果になることも。
まったくの他人と一緒に暮らすという経験は、先の人生で必ず何かの役に立つ、ということは断言します!
現地のお店、レストランなどでの店員との交流、自分がアルバイトをする
近所のスーパーやレストランの常連になると(ならなくとも)店側の人たちと日常会話をするようになってくるいうパターンもあります。
お持ちのVISAで就労が許されるなら、現地で働くことはとてもおすすめ。
わたし自身が接客業で働いていたことがありますが、フレンドリーなお客さんや常連さんと日常会話をしたり、
友達になったり、デートに誘われたり、別の仕事に引っ張られたりなどの機会に恵まれることも。
お金ももらえるし、経験にもなるし、働けるなら働いたほうが良いと個人的には思います。
職種にもよりますが、友人同士だと使わない丁寧な英語やビジネス英語を使える機会です。
とはいえ、アメリカ国内では学生ビザでは表向き働けないのが常です(大学内で週に〜までとかの厳しい条件下ならありだった気がします)。
英語のTV、映画を見る
アンケートにご回答いただいた留学経験者のみなさん、英語のTV・映画を見ることを英語、とくに聞き取りが上達した方法として挙げていました。
好きな番組を見れば良いとは思うのですが、個人的には、住んでいるその土地のローカルな番組を見るのが一番いいと思っています。
英語にも方言がありますし、英語話せなくても当然な顔をしている人たちも多く、文化もかなり特異というか。
言語と共に、その土地の文化、歴史を一緒に勉強することが上達を早くするコツのひとつです。
らいさわ個人はほぼ毎日これらを見てました
英語がほぼ聞き取れない時は「セサミストリート」などの子供向け番組
教科書通りの英語が出てくる確率が高く一文が短くて覚えやすい! 幼児教育も兼ねているので、生活習慣なども学べます!<< セサミストリートは各国・地域の慣習に合わせて製作されているそうです!
自身の生活環境に合った舞台のSitcom(シチュエーション・コメディ)またはドラマ・映画
シットコムは生きた英語がよく使われています! 住んでいる地域に似た舞台のもの(例えば私ならNYCが舞台のもの)を選んで、俳優たちのセリフをそのまま記憶してすぐに使えます! << 少し古いシットコムだと、表現が少し古かったり、西海岸の英語を東海岸で使うと「すっごい西海岸な英語だね」なんて言われることも・・・
ニュース番組を見る、新聞&ネットニュースを読む
TVを見る暇がないという方はネットニュースや新聞でもok! 時事ニュースを押さえておくと、日常会話がしやすいです!
夜のトークショー (Late-night Talk Show)
アメリカでは人気のTV番組のジャンルとして確立してるらしいのですが、日本では多分まだないですよね。
その日にあったことを話題、ジョークにし、旬なゲストを迎えます。大きな放映局で毎夜トークショーが生放送されています。
司会をする人たちはかなりのトーク力・ユーモア・賢さ・個性を必要としており、日本ではあまり知られていなくともアメリカ国内(または英語圏)では超有名です。
まとめ
留学後に思ったより英語が聞き取れない、話せない、悔しい、などと後悔したくないと思っている方々は、日本にいるうちから、可能な限り勉強してからいきましょう!
他にも、「英語」といっても、会話をはじめとした対人コミュニケーションが得意な人もいれば、エッセイを書く方が得意な人もいます。英語力の成長速度も違います。
予想していたほど英語が伸びない、とは思わずに、焦らず地道に努力し続けることできっとなにかの形にはなるはずです。諦めないことが大事です。
日本にいる間にもう少し英語を勉強しておけばよかったと実際に後悔して、コミュ障なので英会話はいまだに苦手ですが、英文法は好きなので、そっちを伸ばした(つもり)結果、こっちで仕事もできているらいさわからのアドバイスでした。
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