わがやのむすめちゃん、もし日本に住んでいたならば、(2021年)の4月からピカピカの小学1年生。
わたしは思ったわけです。
「日本の義務教育の教科書が欲しい!」と。
ご存じの方もたくさんいらっしゃると思うのですが、
「海外在住でも、日本国籍を有し、義務教育学齢期の子女である」
ならば、希望者には、日本の義務教育課程でもらえるはずの教科書が無償で配布されます。
そう、購入する必要がないのです。
ただし、お取り寄せに近いので、送料はかかります。
今回は、日本には住んでいないけれど、日本人の子供のために、日本の教科書が欲しい、と思っている方々への記事です。
- アメリカ・海外在住で、日本の義務教育にあてはまる年齢の子供がいる
- アメリカ・海外在住で、「日本人学校」「日本語補習校」には行かせていないけれど、日本語を勉強している子供がいる
- Personal Checkを持っていない
日本人学校に通っていない子供は、個人で教科書配布に申し込む

ニューヨークやお隣のニュージャージー州内では、日本人家庭の多い地域には、「日本人学校」や「日本語補習校」が多数あります。
上記のような学校にお子さんを通わせていれば、日本の教科書は自動的にそれらの学校より配布される模様。手間もかからなさそうです。
しかし我が家のむすめちゃんはそれらの学校に通っていないため、個人で申し込みをしなければいけません。
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教科書の配付は小学生が年に2回、中学生が年に1回と決まっているそうで、申し込みの時期を逃すと配布してもらえないようです。
日本の教科書を日本国外で無料で受け取る方法

自分が住んでいる国・地域を管轄としている在外公館に連絡してみる
わたしはニューヨークに住んでいるので、個人での教科書申し込みは ニューヨーク在総領事館で受け付けてもらえます。
在外公館にはそれぞれ管轄地があります。海外在住の方は、一番近い領事館を把握しているとは思いますが、万が一知らないという方は、外務省のウェブサイトにある在外公館リストで探しましょう!
ニューヨーク在総領事館では、2023年度前期用教科書申込み受付開始。2023年3月17日必着締切です
海外在住で、日本の教科書を無料で配布してもらえる条件

わたしはNYに住んでいるので、例として、
NY総領事館を通して日本の教科書を無料で配布してもらう条件を簡単に書き出してみます。
- 日本人学校・日本人補習校に在籍していない
- 日本国籍を有し、将来日本に帰国・進学・就労する意思のある子女
- NY在総領事館の管轄地内(NY・NJ・PA・DE・WV・CT各州、フェアフィールド郡、プエルトリコ準州、バージン諸島)に住んでいて、在留届を提出している
>> 詳細はこちら
まず、うちは日本人補習校に行かせてない。 はい、OK!
むすめちゃんは、出生届を提出しているので、最初の項目は問題なし! はい、OK!
初めて教科書配布の申し込みをしたとき。
在留届を提出したかどうか、定かではありませんでした。
領事館に問い合わせてみたら、外務省の「在留届電子提出システム」でなら確認できる、との返事でした。
面倒くさがりやなわたしは、確認せずに、とりあえず在留届を提出しました! はい、OK!
ということで、我が家に関しては、条件クリアしましたのでね、教科書配布に申し込むことができました。
たびレジ、在外公館のメーリングリストに登録する
NY・アメリカに限らず、海外在住の日本人の方は、
日本の外務省が無料配信している「たびレジ」または、在外公館のメーリングリストに登録しておくことをおすすめします!
登録しておくことで、海外の安全情報や、この記事に関連する、教科書配布に関するメールが時期が来れば送られてきます。
日本語です。
海外で出産後、出生届を出し忘れてた人は?

出生届提出し忘れなど、日本の戸籍がない日本人のお子さんをお持ちで、日本の教科書が欲しいと思う方は、海外子女教育振興財団に一度相談してみるといいかもしれません。
またはお近くの在外公館に相談してみましょう。

出生届の提出期限は生まれた日を含めてたったの3か月以内。産後3か月って、新生児の世話でぼーっとしている時期でもありますから、つい提出を忘れてしまう人もいます。パートナーが日本人でない場合は特に大変ですよね(経験談)。

ダディの国は、出生届なんて提出しなくていいから楽だよね~
教科書自体は無償でも、送料は払わなければいけない

さて、教科書自体は無料で配布してもらえますが、送料は払わなければいけません。
この時の配布で言うと、むすめちゃんは新小学1年生で、$20でした。
教科書を送ってもらう送料は小切手で支払う

領事館で申請・送料の支払いをすることもできるようですが、コロナ禍のため、領事館サイドは郵送での申請を勧めています。
ニューヨークはコロナ対策により、人数制限などをしている場所・機関などもまだまだ多いです。
領事館でも予約制で行っている業務手続きもあるそう。
在ニューヨーク日本国総領事館では、一部の領事窓口利用が予約制になっています。
わたしはなんの迷いもなく、郵送で申請。
記入済の申請書と共に、送料(小切手)を同封。

小切手支払い!!
小切手(Personal Check)を持っていない人はどうする?

こっちの銀行で個人で口座を開くと、小切手(Personal Check)をもらえますが、親切に住所が印刷されたいるため、のちに住所・氏名が変わると、その小切手は使用不可になります。
以前、新しい住所での小切手再発行を銀行にお願いしたら、有料だと言われたのです。
滅多に使うこともないので、再発行はせず、以来、小切手を持っていません。
普段の生活には全く支障がありませんが、数年に一度、今回のように小切手で支払いをお願いされることがあります。
そのような際、小切手を持たないわたしはどう乗り越えてきたのか。それは、
Money Order(マネーオーダー)。
念のために領事館に確認したところ、やはり小切手の代わりに、マネーオーダーでの支払いでも支払い可能だと言われました。


小切手の支払先は、領事館ではなく、配送担当の米国日本通運ニューヨーク支店(Nippon Express USA Inc.)でした
マネーオーダーについて詳しく知りたい方は、▼「Money Orderとは? アメリカ国内でのマネーオーダーの買い方、書き方」の記事をどうぞ
記入済の教科書申込書とマネーオーダーを一緒に送りました

申込書に記入して、購入してきたマネーオーダーを入れて領事館宛てに郵送するだけです。
切手を貼ってポストに入れるだけでは心もとなかったので、こちらも近所にある民間私書箱ルーム的なオフィスから、書留(Certified Mail)を追加して送りました。


書留(Certified)を付けることができてよかったのですが、それだけで$6も掛かったので、びっくりしちゃったな~。
でも、マンハッタンまで地下鉄で往復したらそのくらいかかるし、行く手間と安心を$6で買えるなら悪くない。
▲ らいさわが書留でわざわざ送る理由の一つ >>>「国際郵便(EMS)を追跡したら、アメリカで紛失した」
NYCには、民間私書箱ルームが点在しています。USPS、Fedex、UPS、DHLなどの運送業者との窓口的なことをしてくれたり、私書箱を借りることができたりします。各オフィスごとに提供しているサービスも異なります。
日本人学校に通っていない海外在住の子女をお持ちの方で、教科書が欲しい方は所定の期間中に申し込みましょう

後日、無事に教科書が届きました!
日本の教科書って本当に立派!
「日本人学校」に行かせてないから教科書配布のこと知らなかった! 忘れてた! という方のお役に立てれば幸いです。
「教科書配布受付」の情報が届くよう、海外在住の間は、外務省「たびレジ」またはお近くの領事館のメーリングリストに登録しておきましょうね。
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