「読み聞かせにおすすめしたい英語の絵本「Ordinary People Change the World」シリーズ」という記事を読んで興味を持ったけど、まずはどれから買えばいいのかわからない
アメリカで実際に子育て中、ニューヨークで小学校に通うむすめちゃんと一緒に英語学習を楽しんでいるらいさわが、おすすめしたいご家族ごとに分けてご紹介します。選び方のヒントにしてみてくださいね。
英語の絵本「Ordinary People Change the World」シリーズとは
どのようなシリーズなのかは、「読み聞かせにおすすめしたい英語の絵本「Ordinary People Change the World」シリーズ」の記事に詳しく書きました。
プログラミング教育、STEM/STEAM教育に興味のある親子に特におすすめ
「I am Neil Armstrong」わたしはニール・アームストロング
「I am Neil Armstrong」・・・アームストロング船長は、らいさわの一番のお気に入りです。
わたし、「宇宙兄弟」を読んで感動しているくせに、この「I am Neil Armstrong」でロケットの仕組みを詳しく知りました・・・。
「宇宙兄弟」もSTEM教育にぴったりです
そう、この「I am Neil Armstrong」を読むと「Ordinary People Change the World」シリーズの素晴らしさがわかっていただけると思います。
偉人の人生を淡々と語るだけではなく、わかりやすくロケットの構造まで描かれており、1冊で立派なSTEM/STEAM教材です。
車、ロケットなど機械が好きなお子さんに推薦!
「I am Leonardo da Vinci」わたしはレオナルド・ダ・ヴィンチ
上記のアームストロング船長と同じく、わたくし、この「I am Leonardo da Vinci」を読むまで、ダ・ヴィンチが絵を描く以外にも、ここまで多才な人、発明家だとは知りませんでした。
Vinciが彼の本当の苗字でないことも、この本で知りましたよ・・・。
忘れているだけなのかな? いずれにしろ、むすめちゃんと一緒に学べて良かった〜。
建築、エンジニア、アートなどに興味を持たせたいご家族にお勧めします
▼ STEM/STEAM教育に関する記事はこちらにも書いています
道徳、人権、ヒューマニズム(人道主義)などに興味のある親子に特におすすめ
「I am Martin Luther King, Jr. 」わたしはキング牧師
キング牧師はね、国際的な人間を目指すのであれば、欠かせません。
特にアメリカでは、MLK Dayという休日もあります。
我が家のむすめちゃん。一時期この「I am Martin Luther King, Jr. 」にどハマりしてですね、
LET FREEDOM RING!!
と書いたプラカードを作ったり、Christopher Eliopoulos氏の書いたキング牧師の絵を真似たりしてました。
▼ 「プラカード作り」にハマっていたのかもしれませんが・・・
そのくらい彼の行いに衝撃を受けたのでしょう(だと信じたい)。
外見、宗教などが違っても人はみな平等だということを子供に教えられます
「I am Malala Yousafzai」わたしはマララ・ユスフザイ
キング牧師と同じく、マララさんに一時期ハマって、
One Child, One Teacher, One Book and One Pen can change the World!
と、マララさんの名言を記憶していたむすめちゃん。
今はもう忘れちゃってるけどね・・・
ニュースでマララさん自身、そしてタリバンがニュースで取り上げられると、その話を触れることができるようになりました。
子供に宗教の違い、女性蔑視、世界情勢などに興味を持たすことができます
障害・逆境に負けない、いじめ・差別をしない子供に育ってほしいと願うご家族に特におすすめ
「I am Helen Keller」わたしはヘレン・ケラー
身体障害という逆境に立ち向かい、立派な偉業を残したと言えばやはりこの方、ヘレン・ケラー。
この絵本により、目が見えない・視力が弱い向け人の、点字というものの存在を知った我が家のむすめちゃん。普段自分が当たり前に使っている文字が、一部の人にとっては当たり前ではないということが知れました
わたしはといえば、子供時代にもヘレン・ケラーの伝記を読んでいましたが、むすめちゃんと一緒に、頑張るヘレンとサリバン先生を読んだら、感動して涙腺ゆるっときてしまいました。
このお二人のようなチームワークを、わたしとむすめちゃん間でも築きたいものです。
ぜひぜひ、オーディオブックで声優さんの「Water!」を聞いてほしいです。
>>> オーディオブックを試してみるなら、手軽で日英蔵書も多いAmazonのAudibleがおすすめです身体の障害だけではなく、どのような障害もすぐには諦めない忍耐力を親子で学びましょう!(自戒・・)
「I am Anne Frank」わたしはアンネ・フランク
苦境に立たされても、アンネの優しい心を沁みいらせる、著者Bradさんの締めが素晴らしい。
いじめをする子供、SNSで誹謗中傷などをばら撒くいい大人にも、アンネとBradさんの言葉が効かないものでしょうか。
理不尽なナチスからの迫害など、歴史を振り返ることはとても大事だと思っています(ロシア侵攻の起っている今だからこそ!)。
ホロコーストで迫害にあったユダヤ人の方々、その子孫の多くは、現在ではイスラエルとアメリカ(NYは多い)に住んでいて、アメリカ国内では、一番多くのユダヤ人がNYに住んでいます。
むすめちゃんも学校でユダヤの行事のことを学んできたりします。
国・民族が違ってもお互いの歴史、文化、習慣などを知ることは、差別をしない人間になるための大切な一歩だと信じています。
「過去の話のひとつ」ではなくこうした差別・偏見が今の時代にも色々とつながっている事を学べます。わたしはNYに来て、世界史が面白くなりました。国際化の一歩!
▼ NYCでは、世界中の歴史の「いま」を自分の目で見ることができます
アメリカ、国際化に興味のある親子に特におすすめしたい
「I am Abraham Lincoln」わたしはエイブラハム・リンカーン
2022年現在のバイデンさんで46代目にもなるアメリカ大統領。人気・不人気の大統領がいます。
その中でもリンカーンは初代大統領ワシントンと並んで、2代有名・人気大統領と言っても他言ではないでしょう(ただし、アメリカの州による・・・)。
アメリカではPresidents’ Dayという二人の誕生日をとった休日もあります。(こちらも州によってはリンカーンの誕生日は祝わない州もあるらしい・・・)・。
大統領だから奴隷を解放したのではなく、リンカーンがどのような少年であったかが書かれ、奴隷制度に理不尽を感じるようになる過程が子供でもスッと理解できる話の流れになっています。
本をたくさん読み、何が正しいことかを自分で考えそれを行動に移す、ということの指標になる内容です
▼ まずはこちらからはじめてもいいかも
違いは >>> 「読み聞かせにおすすめしたい英語の絵本「Ordinary People Change the World」シリーズ」 の記事に書いています
「I am Walt Disney」わたしはウォルト・ディズニー
ミッキー・マウスをはじめとするディズニー作品、ディズニーランド・・・目にしていないお子さんはいらっしゃらないのでは?
それらの生みの親ウォルト・ディズニー氏がどのような経緯でミッキーやディズニーランドを生み出したのか。アメリカだけではなく、世界の人々を魅了するクリエイターの伝記は一度は読んでおきたいもの。
日本の漫画家やアニメーターになりたいと言っているお子さんもいらっしゃると思いますが、良い作品には長い努力、たくさんの人たちが関わっていることを教えてあげたいですね。
内容が難しいかもしれませんので、小学高学年以上のお子さん程度におすすめします。
社会で生きて行くために重要なチームワークを教えてあげられます。ディズニー氏のクリエイター気質、リーダー資質も描かれています
まとめ
ここでは全てを紹介しきれませんでしたが、他にも、初めて大西洋を単独横断飛行した女性飛行士アメリア・イアハート、黒人差別に立ち向かったローザ・パーク、ガンジー、キュリー夫人、アインシュタイン、などなど・・、読んでおくべき偉人たちが勢揃い。
新しい本も出版され続けています。
アメリカ人は必ず習うアメリカの歴史に欠かせない偉人、そして21世紀の教育STEM/STEAM教育、子供たちに人気のヒーローを、英語の絵本「Ordinary People Change the World」シリーズでぜひ読んでみてください!
大人が読んでも豆知識の振り返り、英語勉強のやり直しにもなります。
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