我が家のむすめちゃん、もし日本に住んでいたならば、(2021年)の4月からピカピカの小学1年生。
わたしは思ったわけです。
「日本の義務教育の教科書が欲しい!」と。
ご存じの方もたくさんいらっしゃると思うのですが、
「海外在住でも、日本国籍を有し、義務教育学齢期の子女である」
ならば、希望者には、日本の義務教育課程でもらえるはずの教科書が無償で配布されます。
そう、購入する必要がないのです。
ただし、お取り寄せに近いので、送料はかかります。
この記事は、日本には住んでいないけれど、日本人の子供のために、日本の教科書が欲しい、と思っている方々への参考に。
日本人学校に通っていない子供は、個人で教科書配布に申し込む
ニューヨークやお隣のニュージャージー州内では、日本人家庭の多い地域には、「日本人学校」や「日本語補習校」が多数あります。
上記のような学校にお子さんを通わせていれば、日本の教科書は自動的にそれらの学校を通じて配布される模様。手間もかからなさそうです。
しかし我が家のむすめちゃんはそれらの学校に通っていないため、個人で申し込みをしなければいけません。
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教科書の配付は小学生が年に2回、中学生が年に1回と決まっているそうで、申し込みの時期を逃すと配布してもらえないようです。
日本の教科書を日本国外で無料で受け取る方法
自分が住んでいる国・地域を管轄としている在外公館に連絡してみる
わたしはニューヨークに住んでいるので、個人での教科書申し込みは ニューヨーク在総領事館で受け付けてもらえます。
ニューヨーク在総領事館では、2024年後期用教科書申込み受付開始。
2024年9月30日必着締切です
海外在住で、日本の教科書を無料で配布してもらえる条件
わたしはNYに住んでいるので、一例として、NY総領事館を通して日本の教科書を無料で配布してもらう条件を簡単に書き出してみます。
上記は例です。各ご家庭、住んでいる国・地域によって状況は違うと思いますので、各自領事館に確かめて見てください。NYの詳細は >> こちら
まず、うちは日本人補習校に行かせてない。
はい、OK!
むすめちゃんは、日本の領事館で生後すぐに出生届を提出したので、最初の項目は問題なし!
はい、OK!
初めて教科書配布の申し込みをする際に、在留届を提出したかどうか、自身で定かではありませんでした。
領事館に問い合わせてみたら、外務省の「在留届電子提出システム」でなら確認できる、との返事でしたが、面倒くさがりやなわたしは、確認せずに、とりあえず
在留届を提出しました!
はい、OK!
ということで、我が家に関しては、条件クリアしましたのでね、教科書配布に申し込むことができました。
たびレジ、在外公館のメーリングリストに登録する
NY・アメリカに限らず、海外在住の日本人の方は、日本の外務省が無料配信している「たびレジ」または、在外公館のメーリングリストに登録しておくことをおすすめします!
登録しておくことで、海外の安全情報や、この記事に関連する、教科書配布に関するメールが時期が来れば送られてきます。
日本語です。
海外で出産後、出生届を出し忘れてた人は?
出生届提出し忘れなど、日本の戸籍がない日本人のお子さんをお持ちで、日本の教科書が欲しいと思う方は、海外子女教育振興財団に一度相談してみるといいかもしれません。
またはお近くの在外公館に相談してみましょう。
出生届の提出期限は生まれた日を含めてたったの 3か月以内。産後3か月って、新生児の世話でぼーっとしている時期でもありますから、つい提出を忘れてしまう人もいます。パートナーが日本人でない場合は特に大変ですよね(経験談)。
ヨーロッパのダディの国は、戸籍制度なんてないから出生届なんて提出しなくていいから楽だよね~
教科書自体は無償でも、送料は払わなければいけない
さて、教科書自体は無料で配布してもらえますが、送料は払わなければいけません。
この時の配布で言うと、むすめちゃんは新小学1年生で、$20でした。
教科書を送ってもらう送料は小切手で支払う
我が家から領事館までは少し遠いので、郵送で申請。
記入済の申請書と共に、送料(小切手)を同封。
小切手支払い!!
小切手(Personal Check)を持っていない人はどうする?
こっちの銀行で個人で口座を開くと、小切手(Personal Check)を作れます(口座開設時には少しもらえます)が、普段の生活には個人では小切手を持っていなくともほぼ支障ありませんが、数年に一度、今回のように小切手で支払いをお願いされることがあります。
小切手が手元にない場合の乗り越え方、それは、
Money Order(マネーオーダー)。
念のために領事館に確認したところ、やはり小切手の代わりに、マネーオーダーでの支払いでも支払い可能だと言われました。
小切手の支払先は、領事館ではなく、配送担当の米国日本通運ニューヨーク支店(Nippon Express USA Inc.)でした
マネーオーダーについて詳しく知りたい方は、▼「Money Orderとは? アメリカ国内でのマネーオーダーの買い方、書き方」の記事をどうぞ
記入済の教科書申込書とマネーオーダーを一緒に送りました
申込書に記入して、購入してきたマネーオーダーを入れて領事館宛てに郵送するだけです。
切手を貼ってポストに入れるだけでは心もとなかったので、こちらも近所にある民間私書箱ルーム的なオフィスから、書留(Certified Mail)を追加して送りました。
書留(Certified)を付けることができてよかったのですが、それだけで$6も掛かったので、びっくりしちゃったな~。
でも、マンハッタンまで地下鉄で往復したらそのくらいかかるし、行く手間と安心を$6で買えるなら悪くない。
▲ らいさわが書留でわざわざ送る理由の一つ >>>「国際郵便(EMS)を追跡したら、アメリカで紛失した」
お近くに郵便局がある方は、マネーオーダー購入から送付まで郵便局で全て出来ますよ
日本人学校に通っていない海外在住の子女をお持ちの方で、教科書が欲しい方は所定の期間中に申し込みましょう
後日、無事に教科書が届きました!
日本の教科書って本当に立派!
「日本人学校」に行かせてないから教科書配布のこと知らなかった! 忘れてた! という方のお役に立てれば幸いです。
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