2020年より日本の小学校では、プログラミングが必修科目となったそうですね。
プログラミング教育ってなに? 小学校にわざわざ組み込むほどの教科なの?
身構えなくても大丈夫。プログラミングのコードを0から書いてプログラミングするという内容ではないから!
日本の義務教育でプログラミング教育開始 ねらいとは?
日本の小学校から、プログラミング教育が必修になったと聞いて、日本文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」に少し目を通してみました。
プログラミング教育と聞いて、プログラミング言語の取得をつい想像してしまいがちですが、
言語取得が目的ではなく、あくまで「プログラミング的思考」(論理的思考)の取得が狙い。
子供達に各教科の学習を支える基礎:「情報活用能力」と呼ばれるものを構成する資質・能力を身につけさせましょう、ということ。
情報活用能力ってなに?
疑問に思ったのは「情報活用能力」ってなに?ってことなんですが、手引きを見ると、こんな感じ。
例えば・・・
「ヘイ! Siri」でiPhoneに質問して、右から左に聞き流すのではなく、そこにはコンピューターが組み込まれていることを理解し、問題なく操作できるようになる。
Siriがはじき出す解答と、それ以外で学んできた他の情報・知識を元に分析し、問題解決したり、自分の考えをはっきりと言えるようになる。
さらによりよい社会にする・ものを作るにはどうしたらいいのか、論理的に考え、行動に移すことができる子供達になって欲しい。
日本での「プログラミング教育」の狙い・・・「願い」はこのようなことかなという感想です。
プログラミング教育とSTEM(STEAM)教育の違い
STEM、STEAM教育とは?
STEMとはScience, Technology, Engineering, Math(科学・工学・技術・数学)を総括した教育方法。
STEM教育は最近は「アート」(芸術・リベラルアーツ)の頭文字Aを追加し、STEAM教育と呼ばれることもあります。
STE(A)Mとは、国際化・IT化の進んだ社会にすぐに順応・実践できるような資質・能力を身につけさせようとする21世紀型の教育方法です。
ビッグテックをはじめとしたアメリカIT企業で働いている人たちが実は外国出身者ばかりだったので、
アメリカ国内では、これからさらに発展するIT・国際化に対応できる人材を育もうと、
オバマ大統領だった頃からSTEM教育が推し進められました。
現在では各教育機関でのSTEM教育方針がだいぶ固まっている印象です。
ニューヨークでSTEAM教育をうけるむすめちゃん
うちのむすめちゃんは、実際に4~5歳の頃から学校でSTEAM教育を受けています。
コンピューターラボでコンピューターの使い方を習ったり、タイピングしたり、ゲームをしたり。
さんすうでレゴとそっくりなブロックで数の数え方などをならい、
英語(国語)で世界的な科学者たちの偉業を学んだり、発言させられています。
STEAMでは、それぞれの教科で子供達に必要な知識を学せ、考えさせて、解決に向かわせます。グループワークも多いです(パンデミック前)。
授業中は先生の話を黙って聞け!って言われて、ノートを取って、テストのためにひたすら知識を詰め込んでた私たちの教育法とは明らかに違うね!
おうちでできるプログラミング教育にはなにがある?
子供の時の失敗はかわいいけれど、大人になっての失敗は辛い😭
計画性のない親を持って失敗ばかりしているわたしを反面教師として、
むすめちゃんには、事前に細かいところまで計画・設計でき、先のことがある程度予想できるような、論理的思考のできる大人になってほしい!
と願ってます。
プログラミング教育もSTEM教育も目指すところは同じ
結局、STEAM教育と目指すところは同じですよね。
これからの子供達に、幼い頃からコンピューターの使い方を教え、これからのIT社会に対応できる技術をつけさせる。
また、子供達が現在または将来取り組む課題に対し、創造性のある計画・設計ができ、問題が起こっても、解決に向かわせる自主性・知識を育むお手伝いをしましょう、
というのがSTEAM教育とプログラミング教育のめざすところだと思いました♪
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