2021年1月1日より、わたしの住むアメリカの政策STOP Actが施行開始。
それに対応して日本の郵便局では、手書きラベルのアメリカ宛の荷物の差出は引き受けてもらえなくなりました。
大問題です!!
なにが問題って、日本から時々荷物を送ってくれるわたしの高齢の母親は、パソコン・スマホを使えないのです。
そこで、らいさわは、アメリカから遠隔操作。
日本の母と協力しあい、なんとか日本から船便を送ってもらうことに成功しました!
日本は高齢化社会ですから、きっと同じような環境の方はたくさんいらっしゃると思います。
らいさわがこの大問題を切り抜け、無事に日本からNYへ20kgの荷物を船便で送ってもらった方法をご紹介します。
パソコン・スマホが使えないと、国際郵便の送り状ラベルが作れない!
これまで何度も、日本から荷物を送ってもらったことがありますが、手書きではないラベルで送ってもらうのは今回(2021年1月)が初めて。
パソコン・スマホが使えない年老いた私の親は、荷物に貼る送り状ラベルが作れません。
今回船便を送ってくれたのは、実家の家族(主に両親)なんですが、普段からパソコンもスマホも持って(使って)いない人たち。このような作業ができるわけありません。
日本側の送り元の環境を考えてみたー年老いた両親とプリンターなし
さて、今回ご紹介するのは、NYに住むわたしと、日本の家族間の「日本からアメリカへ、国際小包・船便を送る」連携プレー。
まずは、日本側(らいさわ実家)の条件・環境を考えてみました。
比較的整った環境かもしれません。
これらの条件・環境を熟考し、らいさわが編み出した「リモートで国際郵便を送ってもらう手順」です。
母親にIIJ mioのeSIMカードを入れたiPadをプレゼントをして、それでLINEしてます! 一番安いプランです。
▲詳しくは「両親への実用的なプレゼント eSIMのスマホやタブレットを送って毎月の支払いもする」の記事でどうぞ
3つ以上の品物を送るなら、国際郵便マイページサービスはパソコン版を利用
アメリカに荷物を送る際のラベル・書類作成には、利用必須となった日本郵便局の「国際郵便マイページ」サービスを利用します。
スマートフォン版とパソコン版があります。
スマートフォン版で作成したラベルは、一部の郵便局に設置された「ゆうプリタッチ」を使ってラベル印刷ができます。
スマートフォン版でわたしがアメリカから送り状ラベルを入力・作成。
タブレットを持たせている母親には、「ゆうプリタッチ」でラベルを印刷するためのコードをLINE。
局員さんの助けを借りながら、郵便局窓口でラベル印刷してもらえばよいだけ・・・
と最初は思ったのです。
実家から最寄りの郵便局に「ゆうプリタッチ」が設置されていることも確認しました
しかし!!
一度に登録できる品数がたったの3個までというスマートフォン版。
自然と品数が多くなってしまう今回の船便の荷物には不向きだと気づき、今回はパソコン版を利用することにしました。
中身が少なければ、スマホ版の方が簡単かもしれません
「国際郵便マイページサービス・パソコン版」を使って、国際郵便(小包)を送る手順
もう少しスマートに準備できたはず、と後悔先に立たず。
こうしておけばよかったなということを、次回荷物を送ってもらう自分へのメモとして、
これから「国際郵便マイページサービス」を利用してアメリカやその他の国・地域に荷物を送る方々への注意事項として、ブログ記事にして残しておくことにしました。
わたしが「日本から国際郵便(小包)送ってもらう」のに、おすすめする手順はコチラです。
- STEP 1荷造り前に、国際郵便の基本を確認
- STEP 2荷造りの見積もり・準備
- STEP 3「国際郵便マイページサービス」で入力し、必要ラベル書類を作成
- STEP 4セブンイレブン&FUJI XEROXの「かんたんnetprint」で必要書類を印刷
- STEP 5郵便局窓口で送る または 集荷をお願いする
以下・関連記事は、この手順に従って記事を進めさせていただきます。
この記事では、この手順表の
について触れています。
国際郵便(小包)を送るステップ1:荷造り前に、国際郵便の基本を確認
「国際郵便」として共通して送れないものと、国ごとに送れないものがあります。
必ず、そちらを事前にチェックしましょう。
この下調べをしっかりおこなっていないと、
というようなことが、発生する場合があります。
送れる物品の下調べは、とても重要です。
義母が僕のために「明太子ソーセージ」を入れてくれたらしいんだけど届かなかったよ。
こういうやつだよね~。見た目は禁止されてるソーセージっぽいもんね。税関で没収されたっぽいね!
税関で開封されると「開封しました」的なメッセージが印刷されたパッキングテープが貼られてきます。
国際郵便(小包)を送るステップ2:荷造りの見積もり・リストを作る
送る物品リストの作成
物品数が多い場合。
荷物の準備をしはじめた当初から、送る物品の詳細リストを作っておくことをおすすめします。
わたしは、この手順を適当にしてしまったため、後ほど余計な時間と手間をかけてしまうことになりました。
ExcelやGoogle Sheetに入力していってもいいです。
「国際郵便マイページ・パソコン版」にはインポート、エクスポート機能があります。
「国際郵便マイページサービス」は商品を登録することもできるので、面倒でなければその都度入力・登録していくのもアリ! ただし、英語での入力なので、最後に確認するときに、「これなんだっけ?」と、思いだせないこともあります・・・わたしだけ?
リスト化していく項目としてはこんな感じ。
「グループ分け***」は入力項目にはありませんが、
物品数が多い場合は、ある程度のグループ分けをしておくことをおすすめします。
どうしてグループ化を勧めるのか?
詳細は、別記事内の「国際郵便マイページサービス」で、内容品の登録をする」にて記述しています。
国際郵便の箱サイズの測り方を間違えた! 梱包する段ボールのサイズは慎重に測りましょう!
今回、らいむぎ母は、段ボールの大きさの計り方を間違えていたらしいのです。
制限を超えていたため、一度家に持ち帰り、段ボールをカットし、調節が必要な事態となりました😥
20kgの荷物を持ち帰るのは辛い!
自家用車があって良かったね、と言いました
間違いです。
正しい箱のサイズの測り方はこちら。
必ず決められた計算式に当てはめましょう。
10kg以上にすると送料がお得
アメリカへの船便は、10kg以上の荷物にするとお得でした。
アメリカの場合で言うと、10kgまでは送料が1㎏あたり500円程度かかるのに対し、10kg以上だと、350円程度です。そして、一つの荷物として送ることのできる最大重量は30kgでした。
こういう細かい計算(節約)が好きなんです。
ステップ3&4 通関電子データの送信、送り状ラベルと税関告知書の入力と出力
【国際郵便マイページサービス】の入力と出力に疑問がある方は、ぜひ参考になさってください。
「ステップ3:「国際郵便マイページ」で入力し、必要ラベル・書類を作成」については、こちらの記事を、
「ステップ4:セブンイレブン&FUJI XEROXの「かんたんnetprint」で必要書類を印刷 」については、以下の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。
ステップ5: 郵便局窓口で送る、または集荷をお願いする
パウチ請求と集荷は慣れてから
手順が前後してしまうのですが、実は、わたしの最初の計画では、集荷をお願いしようと、「専用パウチ(送り状袋)」を実家宛に注文していました。
できあがった送り状と関税申告書をこの専用パウチに入れ、荷物に貼り、集荷をお願いすればいいだけなので、年老いた両親には最良だなと思ってたんです。コロナ禍でもあるし。
しかし、初めてこの「国際郵便マイページサービス」を利用して、電子化ラベルで荷物を出す場合は、直接郵便局窓口に持って行き、局員さんに確認してから送ることを強くおすすめします!
完璧に準備したと思っても、何かしらの落ち度があることも。
特に今回は、我が家にとっても、この手順で荷物の準備をしたのが初めてでしたし、実際に不備があったのです。
国際郵便小包が不備となって、荷物持ち帰りになった
わたし自身も不安でしたので、今回は、集荷は頼まずに、窓口で郵便局員さんに書類を確認してもらってから、封をして欲しいと母にお願いしました。
その勘は当たってました。
らいむぎ両親は、書類、荷物の準備の不備で、20kgの荷物を抱え、家と郵便局窓口を3往復もすることになってしまいました。
国際郵便小包が不備となって、荷物持ち帰り1回目となった理由
郵便局窓口係員さんに、「禁制物・危険物の確認がちゃんとできている旨を記しておいた方がいい」と言われたそうです。
らいさわが「国際郵便マイページ」にて書類の作り直し→母親も再びセブンイレブンに行って印刷をしなおす事態になりました。
国際郵便小包が不備となって、荷物持ち帰り2回目となった理由
母が段ボールの大きさの測り方を勘違いしており、最大サイズを少し超過していたそうです。
段ボールを少しカットしてしのいだそうです。
(上記の「梱包する段ボールのサイズは慎重に測りましょう!」をご参照ください)
3回目でようやく国際郵便引き受け
3回目の郵便局窓口訪問で、ようやく荷物を引き受けてもらえました。
「国際郵便マイページサービス」を初めて、海外・アメリカからの遠隔で使ってみた感想
ある程度の計画・調査なども必要だし、パソコン入力、そして入力する際の言語は英語。
さらには出力まで終わらせなければいけない。
これは、立派な事務職レベルの作業だなと思いました。
ただし、一度手順を覚えてしまえば、次回以降は随分楽になること間違いなしです。
⁎ 本記事に載せてある記事の内容・情報は、今後は状況により予告なく変更になる可能性があります。最新情報・詳細は必ず各自でご確認ください。
*本記事のスクリーンショットは、主に日本郵便局の「国際郵便マイページサービス」より参照させていただいております。
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