小学生の姪が、学校を通して売られているお裁縫セットの一番高級なものを欲しがっているという話を日本の家族に聞きました。
聞くと、なかなかのお値段・・・。
「中身は100均や手芸屋さんで必要な物だけ購入して、それらをデコパージュによる自作の裁縫箱に入れるのはどうだろう」と提案してみようかと思ったんです。
提案する前に、むすめちゃんに手伝ってもらいながら、試しにモッドポッジ(Mod Podge)を使って作ってみることに。
楽しいおうちアート&クラフト時間にはなったのですが、計画なしに作ったので、あまり成功とはいえない出来になってしまい、姪にも提案しないことになった失敗談をお送りします。
デコパージュとは? デコパージュのやり方
デコパージュについては、こちらの記事に書いてますので、良かったら先に読んでくださいね。
裁縫箱(裁縫セット)を作った時のデコパージュの材料と道具
自分のクローゼットを漁ると、真っ白の長方形という、理想的な紙の空箱が出てきました。
デコパージュ裁縫箱に使用した材料
失敗したのをごまかすためだったり、うちの娘の気まぐれだったりで、土壇場で追加になったものもあります😅
デコパージュ裁縫箱に使用した道具
オルファの細工カッターは、クラフトするなら絶対持ってた方がいい一本! 30度の鋭角がとても使いやすいです!
デコパージュ裁縫箱を作ってみた手順
1. 箱に張り付ける紙を必要なサイズと枚数分にカットする
最初にしっかりと箱のサイズを図ったうえで、展開図を書き、必要な枚数の紙を、準備した方がいいです。
わたしは、このデコパージュをした直前に、展開図からサイコロをいくつか作ったばかりだったので、展開図がなくても大丈夫だと自信があったんですが、実際には、箱に張り付ける紙が足りませんでした😑
ほんと、行き当たりばったりはよくないですねー。と言いつつ、やらかしてしまうんですけど。
2. デコパージュする物の表面に糊を塗る
最初はむすめちゃん(子供)にモッドポッジ(デコパージュ糊)を筆を使って箱に塗らせました。
その後、塗り残しのないようにわたし(大人)が薄く均等に広げました。
3. ペーパーを貼って、乾かす
デコパージュで、張り付けるのに一番人気なのは、ペーパー(テーブル)ナプキン。
自分好みの絵柄がプリントされているペーパーナプキンを張りつけます。
この時、我が家にはペーパーナプキンがありませんでした。
代わりに、ラッピング・ティッシュペーパー(Wrapping Tissue)を使用してしまったのです。
ティッシュという名の通り、とても薄いので、扱いにくいです。
破れやすいので、ズレた時にも剥がして張り直しがしにくいし、とにかくすぐ破れる。
さっそく失敗。シワっとなってしまいました。
ラッピング・ティッシュペーパー(Wrapping Tissue)の余談
NY(アメリカ?)では、ギフトラッピングとしては定番のラッピング方法がこれ、ラッピング・ティッシュペーパー。
ギフトをこのラッピングティッシュペーパーでぐるっと包んで、そのままバッグに入れるだけ!
もしくは、包みもせずに、ただギフトの上に置く。
日本でのとても丁寧な”ギフトラッピング”しか知らなかったので、初めて見た時は「これは無いよね」と思いましたが、慣れると、こんな楽なものはないです。
娘の友達の誕生日プレゼントにはこのラッピングを施すことも多々。
楽~。
結局子供なんて、中身のプレゼントにしか興味ないから、これ何~!って言いながら、バリバリ包装紙って破っておしまいですもん。
4. 紙を貼った箱のフタをビーズで飾る
張り付けたラッピング・ティッシュペーパーが乾いたら、再びモッドポッジ(デコパージュ糊/デコパージュ液)を均等に塗ります。
その後、箱のフタをビーズで飾りました。
はじめは、ビーズを2、3個くっつけておしまい・・・の予定だったのですが、むすめちゃんが大量のビーズを持ち出してきて、
たくさんのビーズでコラージュしたい!
と、言い始めましたので、やらせてみることに。
塗ったばかりのモッドポッジの上に、むすめちゃんに、好きなようにビーズを配置させました。
モッドポッジが少し乾いたら、ビーズを箱に押し付けるように再びモッドポッジを上塗り。
これが乾いたら、完成♪
…のはずが、我が家の場合、わたしが考え無しで不器用なのが重なって、この後の修正作業が必要になりました。
5. デコパージュで張り付けた紙がズレた時など失敗の修正・ごまかす方法
デコパージュの失敗をラメ糊(グリッターグルー)でごまかす
薄すぎるラッピング・ティッシュペーパーを使っていなければ、起こらなかった問題だと思います。
モッドポッジを重ね塗りするうちに、紙がズレて破れたようです。
モッドポッジ自体も塗りすぎた気もしてます。
同じようなことが他の辺や角でも起こりました。
隠れた個所は面倒だったので、ラメ糊(Glitter Glue)でごまかしました。
デコパージュの失敗を絵の具でごまかす
このときの蓋の一番目立つ部分のズレは、ラメ糊ではイマイチごまかしきれませんでした。
アクリル絵の具などがあればピンクでも塗ってごまかせたかな、と思うんですが、この時の我が家には水性絵の具しか無くて紙の箱には塗れなくて断念しました。
デコパージュの失敗をレースのテープでごまかす
そして!
贈り物でいただいてたデコパージュの木箱に、レースのテープが貼られていたのを思い出したんです。
レースのテープは、日本の100均で買ってきていたので、手元にありました。
しかし、長さが足りなかったので、両端だけ切り取って2倍にする作戦決行。
切り取ったレースを、フタの縁にまたモッドポッジで張り付けていきました。
レースのテープ切り取りアイデアは、思い付きの割にはごまかしが効いた気がしてます。
6. とりあえずデコパージュの裁縫箱が完成
以上の手順で、一応デコパージュの箱、裁縫箱ができました。
でも、日本の小学生には、ショボいって言われちゃうかな~と急に我に返りました。
姪に提案する前に、自分でアイデアを却下しました。
この箱は、元々、クリスマスツリー用のオーナメントを収納していたんですが、結局オーナメント入れに戻しました。
それを見て、幼稚園児のうちのむすめちゃんは、
お姫様のジュエリーボックスだ !
っていって大喜びしてくれました。
デコパージュ裁縫箱としては失敗でしたが、アート&クラフトの時間としてはとても有意義にすごせました。
デコパージュの箱、使用後の反省
薄すぎて破れやすいWrapping Tissueですが、一応厚みというものは存在します。
今回出来上がった箱を一度閉めると、開閉しにくくなりました。
デコパージュするのは、箱の表面だけ、特にフタだけにしておいた方がよかったと思いました。
大量のビーズも、今はくっついていますが、これを持ち運びするとなると、落ちていくかもな。ー>クリスマスオーナメントを取り出すのに、数回開閉したらいくつかのビーズが落ちました。
というわけで、大量のビーズはおすすめしません。
反省後、別の機会に作ったお気に入りのデコパージュ箱
別の機会に作ったデコパージュ小物入れの写真を公開させてください。
太ってしまったため着られなくなったアンティーク風のカットソー(洋服)があって、お気に入り過ぎて捨てることもできなかったんです。
それをデコパージュに使ってアクセサリーケース作ってみました♪
貼り付けた箱の元はロゴが印刷されていた紅茶の空缶です。
カットソーはガーゼ地で薄手だったので、ロゴが透けて見えないよう、アクリル絵の具で一度白く塗って乾かしました。
それの上にモッドポッジマットを塗り、切った生地を貼り付け再びモッドポッジ。
それが乾いた後に、プレゼントが入っていた袋の持ち手が金色のあみ紐で素敵だったので、蓋の外周にモッドポッジで貼り付けて乾かして完成です。
わたしが手先が不器用なので、よく見ると生地がギザギザだったりしますが、
生地が薄いのとモッドポッジの性質のせいか、きも〜ちベタベタしますが、気にしてません。
大好きな洋服を手元に別の方法で置けてとっても気に入っています!
最後に
身近なものを使って、自分の好きなモチーフでデコレートするデコパージュ、とっても楽しいので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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